谷田昌平について

谷田昌平　牟礼慶子の夫。血液型は現在調査中。大正１２年２月２６日神戸市葦合熊内橋通にて、父誠一（明治２０年２月１日生　昭和４９年１１月７日没）母小春（明治２５年８月３日生　昭和５４年４月１１日没）の長男として生まれる。昭和１８年、大阪府立池田師範学校（現大阪教育大学）卒業、昭和２１年、京都大学文学部入学、昭和２２年６月より１２月まで大阪府立八尾中学校教授嘱託、昭和２４年京都大学卒業。卒論は「堀辰雄論」。上京するも職がみつからず、都落ちして（本人談）昭和２４年８月、大阪府立桜塚高校教諭に赴任。その当時爾来の友人であった遠藤周作と出会う。昭和２６年１１月号、１２月号に「堀辰雄年表」が三田文学に掲載される。昭和２８年堀辰雄死去。昭和２９年新潮社に入社。出版部長として、文豪達の編集に携わる。武者小路実篤、野間宏、柴田錬三郎、石川淳、幸田文、丸岡明、原民喜、伊藤整、室井犀星、武田秦淳、中野重治、大江健三郎、新田次郎、司馬遼太郎、阿部公房、有吉佐和子、遠藤周作、島村利正、堀田善衛、丹羽文雄、中村真一郎、吉行淳之介、佐多稲子、菊村到、小島信夫、円地文子、津村節子、吉村昭、結城信一、山本健吉など。昭和６１年新潮社退職。昭和６３年筑摩書房から「回想　戦後の文学」を、平成９年彌生書房より「濹東の堀辰雄　その生い立ちを探る」を上梓。趣味は釣り、スキー、自動車（本人曰く、子供がいないので車が子供のようなもの）、犬の飼育、海水浴、ゴルフ。剣道初段（学生時代）。
特に車は昭和３０年代から夫婦揃って運転免許を取得しており、全て外車を所有した。
平成１９年８月１９日午前３時３７分、老衰のためゆうゆうの里で死去。

桜塚高校教諭時代	年、場所不明	香魚

著書

画像	題名	主な内容	出版社	発行年	その他
	回想　戦後の文学	自身が新潮社に在籍していた 当時、編集に携わった文豪達 との回想録	筑摩書房 関根栄郷	昭和６３年４月２５日	しおりに遠藤周作、吉行淳之介、中村真一郎の激励文
書影の掲載許可を出版社と交渉中	濹東の堀辰雄		彌生出版	平成９年７月１５日